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2023/05/27 19:00


犬服(ドッグウェア)選びを正しく楽しく

犬服の選び方には、正確なサイズ測定と適切なフィット感が重要です。
本記事ではサイズ測定に必要な道具からフィット感が愛犬に与える影響について解説します。
犬種別にサイズのはかり方を紹介しますので、愛犬にぴったりのドッグウェアを見つけたい方はぜひ参考にしてください。

犬まずは柔らかい素材のメジャーを準備

犬服を選ぶためには、愛犬の正確なサイズを把握することが欠かせません。愛犬が快適な着用感と適切なフィット感を得られるドッグウェアを選ぶために、まずは「柔らかい素材のメジャー」が必要です。
ビニールなどの柔らかい素材でできたメジャーは愛犬の体に沿わせても、傷つける心配がないのでサイズ測定に適しています。首周り・胸囲・背丈など、犬服選びに必要な部位のサイズを測定するために使います。
しっかりと犬の体に密着させて測定することで、正確なサイズを測定できます。

あとは、測定した部位のサイズをしっかりメモしておくことで、後でショップでお気に入りのドッグウェアを選ぶときに見返すことができます。サイズのメモは意外に忘れがちになってしまうため、しっかりと記録しておきましょう。スマホなどのメモアプリを使って、いつでも見返せるようにしておくと便利です。
柔らかい素材のメジャーを使って正確にサイズを測定することで、ぴったりと愛犬にフィットするドッグウェアを選ぶことができます。快適な着心地とオシャレなドッグウェアを手に入れて、コーディネートを楽しみましょう。

犬服選びに必要なサイズのはかり方


ここからは犬服選びに必要な3つの部位の測定方法を説明します。

●首囲(首回り)
首囲は犬の首の一周を測定します。正確なサイズを測るためには、メジャーをきつく巻きすぎないように注意しましょう。犬の首が締まってしまうと快適に過ごせなくなってしまいます。適度なフィット感を意識して巻き付けましょう。
また、首輪やハーネスをつけていない状態で測定することがおすすめです。

●背丈
背丈は犬の首から尻尾の根元までの距離を意味します。背中に触れるようにメジャーを真っ直ぐに当てながら測定しましょう、犬が自然な姿で立っている状態で測定すると、正確なサイズを測定できます。

●胸囲(胴回り)
胸囲は犬の胸部の一番太くなっている部分を測定します。犬がリラックスしている状態で測ることが重要です。
犬を立たせて胸部を囲むようにメジャーを巻き付けましょう。犬の体型に合わせたドッグウェアを選ぶために重要なポイントです。
測定したサイズは忘れないようにメモしておきましょう。

幼犬や特殊な犬種の場合のサイズのはかり方


幼犬や特殊な犬種の場合は、サイズのはかり方にコツがあります。ここからは状況別のサイズのはかり方を説明します。

【幼犬や成長中の犬の場合】
幼犬や成長中の犬は、成犬と違って日々サイズが変化します。幼犬や成長中の犬のサイズを測る際は以下のポイントに気をつけましょう。

・定期的にサイズを測る
幼犬など成長中の犬の場合は、急速に成長したり体型が変化する可能性が高いです。そのため一度の計測ではなく、定期的な測定が重要です。
月に一度程度測定し、成長の度合いやサイズの変化を把握しておきましょう。

・成長の余地を考慮する
まだ体が発達の途中なので、成長の余地を考慮したドッグウェア選びが必要です。
少し余裕を持ったサイズを選べば、成長してもお気に入りのドッグウェアを着用できます。さらに成長に合わせて調整できるタイプを選ぶ方法もあります。

・首囲と胸囲の変化に気をつける
急激に変化しやすいのは首囲と胸囲です。筋肉の発達や体重の増加によって変化するため定期的な測定をお忘れなく。

・足周りも変化する場合がある
筋肉の発達や骨の成長によって足の太さが変化する場合もあります。長毛種や筋肉質な犬種ではサイズ選びに関わる場合もあるので、測定しておくと良いでしょう。

【太っている・痩せている犬の場合】
太っていたり、痩せていたりする犬の場合、通常の測定方法では適切なサイズがわからない場合はあります。以下のポイントに気をつけて測定すると適切なサイズを測定できます。

・サイズ測定のタイミング
太っている犬や痩せている犬は、通常体型の犬に比べて体重や体型が変動しやすい傾向があります。そのため体重が落ち着いたタイミングで測定することが重要です。食事や健康状態に気をつけて、体型の変化が落ち着いてきた頃に測定すると良いでしょう。

・適切なフィット感を意識する
太っている犬には小さいサイズを着せず、フィット感のあるサイズを選ぶことが重要です。適度にフィットしたドッグウェアは犬の動きを制限しないため、快適に動くことができます。ダイエットのための運動を検討している場合も問題なく着用できます。
痩せている犬には身体を締め付けることなく体型を補完できるようなデザインのドッグウェアがおすすめです。ぴったりしたドッグウェアだと体型がわかってしまうので、ゆったり見えるものをお選びください。

・測定ポイントが変化する
体型が特殊な場合は胸囲が変動しやすい傾向があります。体重が増えた場合は緩めに測定する、減っている場合は少しタイトめに測定するなど、よりフィットしやすいように測定ポイントを意識しましょう。

・サイズ調整機能
体型の変動が起こりやすいため、調整可能なドッグウェアを選ぶと良いでしょう。体型の変化に柔軟に対応できるドッグウェアで愛犬が快適に過ごせる環境を整えられます。

【特定の犬種の場合】
犬は犬種によって体型が異なります。犬種ごとの特徴を考慮したサイズの測定が必要なので、以下のポイントを注意しましょう。

ダックスフンドは胴が長い犬種です、背丈や胸囲を測定する際に注意が必要です。胴が長いため通常のサイズとは背丈が長めになるので、ダックスフンド専用のサイズな胴長サイズに対応したドッグウェアを選ぶのがおすすめです。

チワワのような超小型犬種では、胸囲の測定に注意が必要です。チワワは他の犬種に比べて胸囲が狭い傾向があるので、通常のサイズではゆるくなってしまう可能性があります。ゆるいドッグウェアでは動きに支障をきたす場合があるため、チワワなどの超小型犬向けに設計されたドッグウェアを選びましょう。

フレンチブルドッグのような筋肉質な犬種の場合、胸囲の測定に注意が必要です。胸部に厚みがあり幅も広いので、通常のサイズではフィットしすぎてしまう可能性があります。フレンチブルドッグ専用のゆったりサイズのドッグウェアを選ぶと良いでしょう。

シェパードやボーダーコリーのような動きが活発な犬種の場合、動きやすさを考慮しなければなりません。胸囲や背丈だけでなく、腕周りのフィット感も重要です。動きを制限しないドッグウェアを選ぶことで、運動している最中も快適に過ごせるようになります。

ゴールデンレトリバーやドーベルマンなど、胸部が広くて筋肉質な体格を持っている犬種の場合、胸囲と背丈のバランスが重要です。大型犬専用のサイズチャートやガイドラインをチェックして、フィット感のあるドッグウェアを選びましょう。

シベリアンハスキーのような厚い被毛に覆われている犬種では、測定時に被毛の厚みを考慮する必要があります。被毛がふわふわしているので、メジャーを被毛に押し付けるように測定しましょう。

このように犬種や体型によって、測定の方法が異なります。
愛犬の犬種や体型を理解して正確なサイズを測定し、快適に過ごせるドッグウェアを選ぶことをおすすめします。

サイズと洋服のフィット感

犬服の選び方において、正確なサイズの測定と着用した際のフィット感は重要な要素です。ドッグウェアがぴったりフィットして動きやすいことは愛犬に快適に過ごしてもらうために欠かせません。今回紹介した方法を参考に、正確なサイズを測定してください。



次に測定したサイズをもとに適切なフィット感のドッグウェアを選びましょう。
サイズが小さすぎると、犬の動きが制限され、不快感を感じてあまり動かなくなってしまったり、皮膚に負担をかけてしまったりします。反対にゆるすぎると着用感が不安定になり、服が何かに引っかかってしまったり、動いている時に脱げてしまったりします。
愛犬にストレスを与えないためにも、身体にフィットしたドッグウェアをお選びください。
適切なフィット感のドッグウェアを選ぶには、実際の動きを見ることも重要です。試着ができる場合は試着して、食い込んでいないか、動きの妨げになっていないかチェックしましょう。

まとめ

正確なサイズに基づいてドッグウェアを選ぶと、愛犬が快適に過ごせる・洋服の寿命を伸ばすなど様々なメリットがあります。
サイズの合わないドッグウェアだと、縫い目や素材に負担がかかり劣化の原因になり得ます。愛犬が快適に過ごすためにも、今回紹介したサイズのはかり方を参考に正確なサイズを測定しましょう。



愛犬にぴったりのドッグウェアを選ぶ際には、柔らかい素材でできたメジャーで犬を立たせた状態のサイズを測定するのがコツです。
ドッグウェアを選ぶ際には主に「首囲」・「胸囲」・「背丈」の測定が必要ですが、犬種によってフィットさせるポイントが異なるため、愛犬の体型に合わせた測定が必要です。

大切な愛犬と楽しくお出かけするために、自信を持って愛犬にぴったりのドッグウェアを選びましょう。