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2023/07/16 13:00


愛犬が小型犬だと、食べる量も少なく不安に感じている飼い主さんも少なくありません。
日々の健康を保つためにも安全性を重視した食事管理を心掛けたいものですよね。
この記事では、小型犬のためにも安心で安全なドッグフードの選び方を紹介します。


小型犬の特徴と必要な栄養素

まずは、小型犬の特徴からみる、必要な栄養素について解説します。

小型犬のサイズと活動レベル
小型犬の食事を考えるうえで、小型犬のサイズや日常の活動レベルの違いを把握する必要があります。
小型犬の場合、飼いやすさもありほとんど屋内で過ごしている場合もあるのではないでしょうか。

日中に歩く量が少ないのであれば、食べる量に注意しなくてはいけません。職業犬のようにハードな活動するのであれば、十分な栄養素を取る必要があります。

栄養バランスの重要性
犬は、毎日の食事で体をつくり、動かすエネルギーにしています。
体の調子を整えるものだからこそ多品目を、バランスよく食べる必要があります。例えば、たんぱく質が不足すると発育に遅れが出る、体重の減少が起き、被毛の状態も悪くなってしまいます。
脂質が不足すれば繁殖機能の抑制に、炭水化物の不足はエネルギー不足で疲れやすくなるのです。

小型犬に必要な栄養素の一般的な要件
小型犬の栄養バランスの基本は「たんぱく質」+「脂質」+「炭水化物」です。
なかでもたんぱく質は全体の60%になるなど、犬の健康を維持するためにも欠かせません。肉食傾向があるため、人間の4倍ものたんぱく質を必要とします。脂質も大切ですが、とりすぎると肥満の原因になってしまうので気を付けましょう。
他にもビタミンやミネラルも含めた5大栄養素、さらに水も加え六大栄養素が大切です。

ドッグフードの品質確認


小型犬にドッグフードを与えるときは、品質確認が必要です。

原材料の選択と表示の確認
ドッグフードに使用されている原材料の種類は多く、総合食品としての役割を担っています。
パッケージの部分を見ると裏側に原材料に関しての表示が確認できると思います。
インターネットなどでメーカーHPを見て原材料を調べる方法もあります。原材料は最初に記載されているものが、多く使われている含有料表示です。とはいえ、分類方法には厳密なルールは決められていないため、ドッグフードによって表記の違いも出てきます。

高品質なタンパク質源の選択
犬の成長のために欠かせないたんぱく質で何を使っているのかも確認しておきましょう。
犬の体に適しているのは「動物性たんぱく質」になり、肉や魚が原料です。犬が栄養素として必要な必須アミノ酸を効率的に含んでいます。
植物性たんぱく質は、犬の栄養には適していません。もともと犬は穀物を食べる習慣がないので消化・吸収が得意ではないため消化不良をおこしてしまうこともあります。

良質な炭水化物と脂肪の含有
犬にとって炭水化物や脂質も必要な栄養素です。
特に体内でつくれない「必須脂肪酸」は食事から摂取する必要があります。低脂肪の肉や魚を多く使ったドッグフードを選ぶようにしましょう。脂質分を減らしたドッグフードのなかには穀物を多く使い、炭水化物の量を増やしたものも少なくありません。

避けるべき添加物や人工成分の確認
ドッグフードの食いつきをよくするために、脂質を重視し素材不明な動物性油脂(植物性油脂)を使ったものもあります。また低脂肪ドッグフード合成保存料や着色料、香料などの添加物が含まれているものもあります。
見た目をよくすることを重視し、入れているものもありますが犬の健康を考えたら控えたほうが安心です。

製造プロセスと安全性の評価


ドッグフードの製造プロセスも、安全性を重視するためには欠かせません。

GMP認証やISO規格への適合
ドッグフードの製造段階でも、適正製造規範である「GMP」や「ISO」などの管理基準が明確なドッグフードを選びましょう。
GMPは、健康食品の製造の際に、原料の受け入れや製造・出荷などの品質を維持していることを証明したものです。
ISOは、開発・製造・販売の管理体制に関して定めた国際標準規格です。

安全な食品製造施設での製造
ドッグフードも、ヒューマングレードのものを選ぶために、製造工場の管理基準の明確さは大切です。
ヒューマングレードは明確な定義がなく、メーカーが自由に表現できます。安全な食品製造施設で作られているものかどうかも確認しておきましょう。

定期的な品質管理と検査
ドッグフードの安全性を維持するためにも、品質管理を徹底しているかどうかは欠かせません。
五感を使った官能検査や、原材料の栄養成分が適切かどうか調べる検査、栄養成分検査など行っていると安心です。メーカーによって粒の物性検査を行い、食べやすい大きさや形になっているか確認しているところもあります。

小型犬の個別ニーズに合った選択


小型犬それぞれによって異なる、ニーズにあったドッグフードを選びましょう。

年齢と生理状態に基づく栄養要件の理解
小型犬でも年齢によって、ドッグフードに求めるものは変わります。

①成長期の子犬に必要な栄養素
例えば子犬は必要な栄養素をしっかり補いながら、安全性の高いグレインフリーや添加物不使用なものを選びます。
動物性たんぱく質が豊富なものを食べ、丈夫な体つくりをしていきましょう。成犬に比べると約2倍のたんぱく質量を必要とするといわれています。

他にも、DHAやミネラル、ビタミンAやビタミンD、ビタミンEを含んだものを選びましょう。
成犬用のドッグフードにするときは、お腹の調子を見るために1週間程度の時間をかけて切り替えていくようにしてください。いきなり切り替えると消化不良で下痢を起こしてしまう犬もいるので注意しましょう。

②成犬と高齢犬の栄養ニーズの違い
成犬になるとカロリーを控えつつ、健康維持を重視したドッグフードにします。
いくら運動量が多くても、脂質分の多いドッグフードだとあっというまに体重が増えてしまうので注意しましょう。季節の気温の変化によりエネルギーを多く消耗することもあるので、夏や冬はドッグフードを切り替える人もいます。

また、老犬は栄養不足になりやすいので、シニア用のドッグフードにして体調をこまめに確認していきましょう。低カロリーで栄養価の高いものをおすすめします。動物性たんぱく質は吸収しやすく、筋肉を作るのに欠かせません。年齢を重ねるごとに減少していくため、ドッグフードでしっかりと摂取していくことが大切です。
少しでも体調の変化があれば病院に相談しましょう。

健康状態や特定のニーズに対応するフードの選択
犬の健康状態に合わせたドッグフードを選ぶことも必要です。

①アレルギー対応のフード
犬が食物アレルギーの場合、ドッグフードの選び方も重要です。
主にたんぱく質が原因となっていることが多いので、何に反応しているのかを確認しアレルギー対応のドッグフードを選ぶようにしましょう。

犬がアレルギーを起こしやすいのは、動物性たんぱく質(豚・牛・鶏)や小麦、大豆、卵、乳製品などがあります。犬によっても反応しやすい食材が変わります。

②食物感受性や消化器系の問題に対応したフード
犬は食物感受性が高いので、食べ物によっては中毒を起こしてしまいます。また、ドッグフードのなかには、消化吸収不良によって下痢になりやすい犬向けのものもあります。高消化性に優れた原材料を使用しているため、栄養を効率よく吸収します。
かかりつけの病院で紹介され切り替えた飼い主さんもいるのではないでしょうか。犬の体の状態に合わせたドッグフードをすることで、不調の原因を減らしていくことにも繋がります。

ドッグフードの選択と役立つ情報源


ドッグフードの選び方で迷ったときに覚えておきたい、役立つ情報をまとめてみました。

AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の基準
AAFCOは、アメリカ飼料検査官協会となりアフコとも呼ばれています。
栄養基準を策定している非営利の民間団体としても知られています。日本でもドッグフードを総合栄養食といいますが、その基準として使われているのがAAFCOです。

認定基準は都度見直しが行われていますが、良質なドッグフードを決めるものではありません。あくまでもAAFCOの栄養基準を満たした総合栄養食であるのを証明しています。毎日食べるものだからこそ、基準として覚えておきましょう。

ドッグフードレビューサイトや専門家の意見の参考
ドッグフードを選ぶ時に、それぞれのサイトレビューや専門家の意見を参考にしつつ決めるのもおすすめです。
ドッグフードでも、何を基準にしたらいいのか、飼っている小型犬に適したものなのか、実際に使っているものだからこそわかります。

飼い主の経験とフィードバックの重要性
ドッグフードを選ぶ時は、今まで犬を飼ってきたからこそわかる飼い主さんの経験や体験も重宝するようにしてください。
犬によっても体質が変わってくるので、すべての犬に万能なドッグフードはありません。犬の体質やライフスタイルなども含め考えるようにしましょう。

ドッグフードの導入と注意事項

ドッグフードを導入するうえで、どんな注意点があるのか解説します。

ドッグフードの切り替えにおける注意点
ドッグフードは1週間以上かけ、徐々に新しいフードの分量を多くしながら調整していきます。
年齢を基準に急に切り替えるのはいいことではありません。なかには吐いてしまうこともありますし、食物アレルギーの対象となる食べ物が入っていることもあります。警戒心の強い犬だと食べてくれないこともあるので、焦らずゆっくり行いましょう。

食事量と給与方法の調整
犬の食事量や給与方法は年齢によっても変わります。子犬のうちは、ふやかしたドッグフードを1日3~4回にわけて与えます。
成犬になると基本的に1日2回になるので、給餌量にあったドッグフードを選ぶようにしましょう。犬を去勢・避妊すると太りやすくなってしまうこともあるので、適正量は守って下さい。

小型犬の体調や様子の観察の重要性
小型犬の体調や様子をしっかりと観察しながら、ドッグフードを切り替えていくようにしてください。
ドッグフードによっても合うものと合わないものがあります。食べたあとに下痢をしていないか、体調が悪くぐったりしていないかを調べておくようにしましょう。

まとめ


小型犬のドッグフードを選ぶ時、毎日食べるものであり、健康な体を作る基本となるものだからこそ、品質を見て安全・安心できるものを選ぶようにしてください。
小型犬の年齢や、日頃の過ごし方によっても、ドッグフードの給餌量は変わります。また、ドッグフードにも原材料にとことんこだわっているものもあれば、安価な価格で購入できるものもあります。

小型犬のドッグフードを選ぶ時のポイントを再度まとめてみました。

・タンパク質や脂質、炭水化物は良質なものが使われているか
・安全性の高い工場や原料を使っているドッグフードか
・アレルギーや消化器系に適したものか
・口コミや専門家の意見はどうか

など、総合的に判断したうえで決めるようにしていきましょう。また、ドッグフードを切り替えるときは、いきなり変えるのではなく、体調を見ながら問題がないと思えるまで時間をかけ切り替えていくようにしてくださいね。