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2024/07/31 10:00


「犬はストレスが溜まるとどうなる?」
「犬のストレスを解消するにはどうすればいい?」
と疑問を持っている方がいるかもしれません。

人間と同じように、犬もストレスを感じることがあります。
ストレスが溜まってしまうと、嘔吐などの症状が見られることも少なくありません。

犬のストレスの原因を理解して、ストレス解消に努めることが大切です。
本記事では、犬のストレスになる10個の原因や注意すべき症状・行動、ストレスの解消方法について解説します。


犬のストレスになる10個のこととは?

犬はどのようなタイミングでストレスを感じやすいのでしょうか?
以下で、犬のストレスの原因になる10個のことを紹介します。

・新しい場所や環境
犬がストレスを感じるタイミングとして、環境が変わる時が考えられるでしょう。
人間は新しい環境に変わる時にストレスを感じやすいですが、ペットも同様です。

引っ越しや旅行などによって、大きなストレスが生じることがあります。
例えば、引っ越しでは業者の人が家を出入りしたり、ダンボールが山積みになっていたり、普段とは異なる出来事が続き、ストレスが生まれやすいです。

・新しい家族が増える
新しい家族が増えるタイミングでも、犬がストレスを感じることがあります。
例えば、赤ちゃんが生まれて飼い主に構ってもらえなくなり、犬がヤキモチを妬いてしまうこともあるようです。

犬にストレスを感じさせないためには、しっかりと一緒に遊ぶ時間を確保し、愛犬を含めた家族で時間を共有することがおすすめです。
ちなみに、家に知らない人が来るタイミングでストレスを感じてしまう犬も少なくありません。

・飼い主のケンカや不穏な空気
飼い主のケンカによって、犬がストレスを感じる可能性が高いです。
犬は飼い主の感情を察知する力に優れています。少しでも不穏な空気が流れていると、犬は心配してしまいます。

さらに、飼い主自身がストレスを感じていると、犬への接し方が変わってしまうことも少なくありません。
例えば、執拗に撫でたり、犬に八つ当たりしてしまったりなどの接し方です。
犬にストレスを与えないためにも、犬の前でのケンカは避けるようにしましょう。

・大きな音
大きな音によって、犬がストレスを感じることがあります。
犬の聴覚は、人間の約4倍優れていると言われています。

そのため、雷や近隣の騒音、飼い主によるクラッカーなどのサプライズなどによって、敏感に反応してしまいます。
犬の聴覚はとても敏感であることを理解し、あまりびっくりさせないように接してあげましょう。

・コミュニケーション不足
犬がストレスを感じている場合、コミュニケーションが足りてないかもしれません。
多くの犬は飼い主と時間を過ごすことでリラックスしたり、ストレスを解消したりすることができます。

例えば、仕事や学校で犬と遊ぶ時間が減っていたり、散歩の時間が短かったりすると、コミュニケーション不足になりやすいです。
コミュニケーションが不足していると感じたら、犬と遊ぶ時間を積極的に作りましょう。

・留守番のさせすぎ
留守番をさせすぎると、犬はストレスを感じることがあるので注意が必要です。
上記で説明したように、コミュニケーション不足は犬のストレスの原因となり得ます。

中には、1時間も経たないうちに寂しさを感じてしまう犬もいるようです。
もちろん、仕事などでどうしても留守番が必要なシーンもありますが、留守番トレーニングをするなどして、犬のストレス耐性を高めましょう。

また、留守番中の食事や水分補給、トイレなどについても考慮する必要があります。

・ドッグウェア
「愛犬におしゃれをさせたい」という想いから、ドッグウェアをずっと着用させてしまっている人も多いのではないでしょうか。
ドッグウェアを着せっぱなしにすると、犬がストレスを感じやすくなります。

本来犬にとっては、服を着用することは不自然なことです。
そのため、犬にドッグウェアを長時間着用させることは避けましょう。

また、犬が快適に過ごせるようなドッグウェアを選ぶことも重要です。
以下の記事では、ドッグウェアを着せっぱなしにすると良くない理由について詳しく解説しています。


・散歩不足
散歩不足も、犬がストレスを感じる原因のひとつです。
散歩をすることで運動不足を解消したり、犬の探求心を満たしたりすることができます。

しかし、忙しくて犬と散歩する時間が取れていないと犬がストレスを感じてしまうのです。
さらに、暑い中で無理やり散歩させる、自転車に乗りながら犬を引っ張るなど、散歩の方法によってもストレスを感じてしまうことがあります。

・不適切な環境
犬がストレスを感じている場合、犬にとって不適切な環境ではないかを確認しましょう。
例えば、滑りやすいフローリングで怪我をしてしまったり、爪が引っかかってしまったりなど、犬が動きにくい環境だとストレスを感じることがあります。

さらに、階段の上り下りによって犬が怪我をしてしまうことも少なくありません。
階段の前に柵をおく、フローリングにカーペットを敷くなどして、環境を改善することが大切です。

・バランスの悪い食事・空腹
食事は、犬の精神状態を維持する上で重要な要素です。
例えば、食事バランスが乱れていたり、適切なタイミングで食事できなかったりすると、ストレスを感じてしまいます。

犬に食事を与える際は、犬種や年齢、体型・サイズなどを考慮した食事内容にしましょう。
以下の記事では、ドッグフードの選び方について解説しています。



犬にストレスが溜まるとどうなる?チェックすべき症状や行動とは?

それでは、犬にストレスが溜まるとどのような症状が見られるようになるのでしょうか?
以下で、特に注意すべき症状や行動を紹介します。

・軽度のストレス
犬が軽度のストレスを感じた場合、以下のような症状・行動が見られることがあります。

・あくびする
・耳を折り曲げる
・尻尾を丸くする
・体をかく
・体を舐める
・伏せをする
・目を合わせない

上記のような行動を取ることで、犬はストレスを紛らわせようとします。

・中度のストレス
中度のストレスを感じている場合に見られる症状は、以下の通りです。

・人間を甘噛みする
・手足を頻繁に舐める
・長い時間吠える
・正しく排泄しない
・吐き気や下痢

中度のストレスを感じると、犬の身体にも影響が出始めます。
ストレスに弱い犬の場合、来客があると吐いてしまうケースもあるようです。

・重度のストレス
犬が重度のストレスを感じている場合、以下のようなストレスサインが観察されます。

・呼吸が落ち着かない
・ずっと震えている
・よだれが止まらない
・物を壊す
・手足や尻尾を噛んでしまう
・同じ行動をとり続ける

強いストレスを感じると、上記のようなストレスサインが複数見られることが多いです。


犬のストレスを解消する方法は?

それでは、犬のストレスを解消するためには何をすればいいのでしょうか?
以下で、ストレスの解消方法を紹介します。

・散歩の頻度を増やす
散歩の頻度を増やすことで、ストレスが改善される可能性があります。
運動不足はストレスの原因のひとつです。

散歩の機会を増やして、犬の運動量を増やしましょう。
以下の表で、犬の体格ごとに最適な散歩時間をまとめました。

体格

散歩時間

小型犬

1回15~30分程度の散歩を1日1~2回

中型犬

1回30〜45分程度の散歩を1日1〜2回

大型犬

1時間程度の散歩を1日2回


体のサイズが大きい犬種の方がより多くの運動を必要とします。

・適度にスキンシップをとる
ストレスサインが観察された場合、犬と適度にスキンシップを取りましょう。
コミュニケーション不足や留守番は、犬のストレスを引き起こします。

1日の中に犬と触れ合う時間をしっかりと設けましょう。
体を撫でたり、声をかけたりすることで、愛犬の孤独感を解消できます。

・生活環境を整える
生活環境を整えることも、愛犬のストレスを軽減する上で重要です。
例えば、部屋やケージ内を清潔に保ち、強い臭いや大きい音がしないような環境を作ってあげましょう。

犬とスキンシップを取ることも重要ですが、犬が1匹で落ち着く時間も重要です。
さらに、ドッグウェアを着用させる場合は気温を考慮して、過ごしやすい素材のものを選びましょう。
犬が快適に着用できるドッグウェアについては、以下の記事で紹介しています。


・栄養バランスの良いご飯を与える
犬のストレス解消方法として、栄養バランスの良いご飯を与えることが挙げられます。
栄養バランスが取れていない食事を続けてしまうと、身体だけでなく精神にも影響が及びやすくなります。

炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素が含まれた健康な食事を目指しましょう。


まとめ
今回の記事では、犬のストレスサインや原因、ストレスを解消する方法について解説しました。
犬がストレスを感じると、同じ行動を続けたり、自分を傷つける行動をとったりすることがあります。

状況を悪化させないためにも、犬のストレスを解消してあげることが大切です。
ドッグウェアに関しては、着心地が悪いものだと犬がストレスを感じやすくなります。

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