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2024/07/05 18:25


ペット用品店では、さまざまな犬用の服が販売されています。
おしゃれな服、かわいい服が多く、犬に着せたくなる気持ちがあるかもしれませんが、犬に服を着せるのはかわいそう、服を着せたまま寝かせても大丈夫?など、心配になることはないでしょうか?

この記事では、犬に服を着せる必要はあるか?服を着せるメリット・デメリットについて解説します。
犬に服を着せる必要性について興味がある方は、参考にしてみてください。


犬に服は必要?いらない?


犬に服を着せる必要はあるかというと、そこに答えはなく状況次第といえます。
どのような状況かについて、飼い主の声を調べてみました。

犬に服を着せるのは、かわいそうという声もある
飼い主の声をSNSなどで調べてみると、

自然の犬は服を着てないから、犬に服を着せるのは、飼い主のエゴだ。犬を飼うまではそう思っていたけど、実際に犬を飼ってみると、冬の寒い時期に外へ散歩に行くのに、服を着せないなんてあり得ない、と思うようになった。

犬を室内で飼っていると、散歩の時に外との温度差で犬が体調を崩さないか、心配になるようです。

この他にも、

夏が近づくと、こんな暑い時期に犬に服を着せるなんてかわいそうだ。と言う人が出てくるけど、夏に着せる服は通気性が良いタイプや虫にさされないようにする実用性がある服ばかり。文句を言うなら、服にどんな効果があるのか知ってからにしてほしい。

このような声もありました。

犬を飼われてない人から見ると、見た目を優先させる飼い主のエゴで服を着せているように見えるのかもしれませんが、実はこのような理由で着せていることもあるようです。


犬に服を着せる6つのメリット


犬に服を着せるメリットとは、どのようなことがあるでしょうか。
犬に服を着せる主なメリットを6つ紹介します。

抜け毛を防止する
犬に服を着せることで、抜け毛の防止に効果があります。
これは正確に言うと、毛が抜けること自体を防止するのではなく、抜けた毛が飛散することを防止します。

犬と一緒にお出かけする時、誰もいない場所なら気にならないかもしれませんが、人が多い公園などにお出かけした時、周りの人の中にアレルギーがある人や動物が苦手な人がいるかもしれません。

周りの人への配慮として、犬に服を着せて、抜け毛の飛散を抑えるために服が役立ちます。
このようなエチケットとして、犬に服を着せるという人もいます。

防寒対策ができる
犬の服は、防寒対策に有効です。
昔と違い、近年は犬を室内で飼う人が増えています。

人と同じ条件で暮らしている犬は寒さに弱いため、服を着せて防寒対策をします。
特に寒さに弱いと言われているチワワ、トイプードル、ミニチュアダックス、シュナウザーといった犬には必須と言えます。

怪我や病気を予防する
服は怪我や病気の予防にも有効です。
散歩中に草むらや公園などの芝生の中に落ちているゴミ、金網などに犬が体を引っかけて、怪我をする可能性があります。

怪我をしても傷口が小さいと、被毛で隠れてしまい、すぐに気が付かないことがあります。
思いもよらない怪我や、傷口から細菌に感染するのを防ぐのに服は有効です。

犬が患部を触らないようにする
怪我や皮膚病になった患部に塗った薬を舐めないようにするために、服を着せることもあります。
以前はエリザベスカラーが主流でしたが、その大きさから普段の生活に支障をきたすことがありました。

現在は、犬服の機能性も上がっているため、怪我に支障がない服を着ることによって、患部を舐めることを防ぎながら、普段と同じ生活を過ごすことができます。

紫外線・熱中症対策ができる
犬に服を着せることで、紫外線と熱中症の対策ができます。
犬は人間と違って、汗をかきづらいので体温調節が苦手な動物です。

夏は、日中の強い日差しを避けるために朝や夕方に散歩をすることが多くなりますが、人間よりもアスファルトに近い犬が感じる暑さは私たちよりも強く、アスファルトの照り返しで熱中症になってしまうこともあります。

メッシュ生地の服なら通気性が良いので、服と被毛の間に熱がこもることがなく、水でぬらして絞ってから着せれば、服を着ない状態よりも涼しく過ごせます。
また、紫外線対策は犬にも必要です。毛が短い犬種などには紫外線をカットできる服を着せてあげましょう。

ノミやダニ避けができる
服はノミ、ダニといった虫よけにも有効です。
露出部分が減るので、ノミやダニに刺されにくくなります。

天然成分で作られている虫よけスプレーは、犬にかけても大丈夫なものもありますが、直接スプレーするのは、気が引けるという人もいることでしょう。
虫よけスプレーを服にかけ、その服を犬に着せることで、気が引けることなく虫よけ対策ができます。

散歩などのお出かけ時だけでなく、寝る時にも虫よけスプレーをかけた服を着せておくことで、ノミ、ダニ避けに有効なので、おすすめです。

関連記事:犬に服を着せたまま寝かせるのは良くない?メリット・デメリットを解説


犬に服を着せる4つのデメリット


ご紹介したように犬に服を着せることには、たくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。
ここでは、犬に服を着せるデメリットを4つ紹介します。

ストレスを感じてしまう
犬が服を着慣れていないと、ストレスを感じることがあります。
慣れていない服を着せられると、人もストレスを感じるように犬もストレスを感じます。

犬が服を脱ぎたそうにしている、嫌がっているようであれば、無理に着せずに服を脱がしてあげましょう。
しかし、防寒対策や怪我・病気の予防などに服は必要です。

布地が少ない服、メッシュなど軽い生地で作られた服などを着せて、徐々に服を着ることに慣れさせていくなど、工夫をしてみましょう。

静電気が起こりやすくなる
犬の体は、静電気が起こりやすいと言われています。
服の素材が化学繊維の場合だと、さらに静電気が起こりやすくなるので、注意が必要です。

綿や麻などの天然素材の服なら、静電気の発生が抑えられます。
服を買う時は、静電気の発生が抑えられる素材か確認するのがおすすめです。

また、服を着せる・脱がす時にも注意しましょう。
静電気が起こらないように加湿器で部屋の湿度を上げる、乾燥した手は静電気が起こりやすいためハンドクリームを塗るのも効果的です。

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毛玉の原因になる
服を着せていると摩擦が起き、毛玉の原因となるおそれがあります。
特に毛が長い犬種だと、毛が短い犬種の犬よりも毛玉ができやすくなります。

毛玉に気が付かずに、そのままにしてしまうと毛玉部分が蒸れやすくなり、汚れが溜まりやすくなります。
汚れた状態が続くと、細菌が繁殖しやすくなり、皮膚病の原因となるため危険です。
病気の予防のためにも定期的にブラッシングをして、毛玉が残らないように心がけましょう。

皮膚状態の確認が難しくなる
服を着せたままにしておくと、皮膚の状態を確認することが難しくなります。
前の見出しでも説明しましたが、毛玉ができた場所に細菌が繁殖し、皮膚病にかかってしまった場合、気付くのが遅くなると犬を苦しめてしまいます。

犬に辛い思いをさせないためにも必要な時にだけ服を着せて、皮膚の状態が確認できるようにするなど、細心の注意を払いましょう。

関連記事:犬に服を着せっぱなしは良くない?その理由や注意点を解説


まとめ


犬に服を着せる必要はあるか、服を着せるメリット・デメリットなどについて解説しました。
犬服を着せることは、単にかわいいだけではなく、熱中症対策、怪我や感染予防など、さまざまなリスクから犬を守るという理由があります。

しかし、デメリットで紹介したように注意すべきこともあるので、本記事を参考に服を着せてあげましょう。

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